大原孝治社長の経営才覚

大手量販店の最高責任者をつとめる経営者、大原孝治のプロフィールは一風変わっているといっても過言ではありません。大原孝治が現在のドンキホーテホールディングス社長という輝かしいポジションに就くまでは、地道な現場経験がベースとなっています。役職に就くまで、営業職を25年間行っており主にマーケティングと企画開発に携わっていました。

こうした売り場経験をもとに同氏は「現場主義」という理念を持っており、最高責任者という今の立場になっても週2回は店舗に赴いて自身で接客を行ないながら消費者が求めているサービスの調査を行っています。一般的な経営者のように、もともと重役だったわけではなく、一介の売り場担当者だったキャリアを持つ現場経験、それこそが大手企業を支える原動力になっており、顧客のニーズをしっかりと受け止めていると言えます。ドンキホーテは現在、全国に400店舗を超える大型ストアを展開しており、500店舗を目指して拡大の一途を辿っています。電子マネーの独自導入や4Kテレビのプライベートブランド商品など、これからもその斬新な経営戦略に目が離せない企業です。

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